梅干パワーを探れ
梅干

特集:梅干パワーを探れ

日本人の食卓に欠かせないもののひとつに挙げられるのが「梅干」。「スッパいから苦手」というあなた!梅干には「スッパイ」だけじゃない、すごいパワーがあるのです!

梅は何科?

梅

植物学上の分類

梅は、バラ科のサクラ属です。原産地は中国・長江流域で、約3000年前に栽培が始まりました。日本伝わったのは約1500年前。大陸文化の伝来とともに、漢方薬のひとつとして伝わってきたといわれています。一般的に生食はしません。梅干や梅酒、梅ジュース、ジャムや煮梅などに加工されます。

梅の旬と種類

5月上旬から6月にしか出回りません。梅干にする梅は、完熟した6月頃のものが使用されることが多いようです。梅の種類は、食用の「実梅(みうめ)」と観賞用の「花梅(はなうめ)」に分類されます。現在登録されているものは約400種類。登録されていないものを含めると1500種にもなるといわれます。

梅干のパワー

梅干はスッパイため「酸性食品」と思われがち・・・
でも実は、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、
鉄分、カルシウムなどのミネラルを多く含む
「アルカリ性食品」。
「梅は三毒を断ち、その日の難を逃れる」とか
「朝夕1粒で医者要らず」などと言われるように
昔からそのパワーが注目されてきました。

  • 食べ物
    梅干が持つすっぱさ(クエン酸)は、食中毒を起こす菌に対する抗菌力や整腸、解毒の作用があります。「弁当に梅干しを入れるとご飯が傷みにくい」言われるのは、この殺菌力からです。下痢や腹痛のときに梅茶(梅干しに番茶を注いだもの)を飲むと症状が和らぎます。
  • 血液
    梅干の成分のひとつ「ピクリン酸」は、疲労によって溜まった乳酸を燃焼させてエネルギーに変えるはたらきがあります。 あわせて肝機能の活性化させ、血液の浄化を促します。
  • 水
    梅干が持つミネラル(カリウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄分、カルシウムなど)が、水が持つ不要な水分(過剰なナトリウム)と病原菌を除去します。

食欲増進

梅干を見ただけで唾液(だえき)の分泌が盛んになります。梅の酸味は、消化液の分泌(唾液や胃液など)を活発にし、消化吸収をスムーズに行うことで食欲を増進します。また、唾液は、活性酸素の働きを抑制する成分が含まれているので、体内細胞の老化防止にも効果が出てくるといわれています。

整腸効果

食物繊維を比較的多く含んでいるので整腸作用に働き、便通が良くなります。

骨の強化と血行促進

クエン酸はカルシウムや鉄などのミネラル分と結合し、体内にスムーズに吸収させる働きがあるので骨の強化や血行をよくする効果が期待できます。

梅を選ぶ

青梅を選ぶ

青梅を選ぶ場合は、表面に傷がなく、形が丸く整っていて、粒がそろっているものを。傷みや虫食い、黒い斑点などがあると、加工してもきれいに仕上がらないので注意が必要です。

梅干を選ぶ

梅干を選ぶ!売られているものは、着色料や保存料が使われている場合があります。できるだけ天然に近いものを選びましょう。

保存性

青梅は、収穫後すぐ加工することをオススメします。梅干しは風通しのよい冷暗所に置いておくと、1年以上保存できるます。塩分が多い方が長く保存できるますが、販売されているものは塩分を控えてあるものが多いので早めに食べきるのがベスト。

梅酒を作る

【材料】

青 梅・・・1キロ
氷砂糖・・・1キロ
ホワイトリカー・・・1.8リットル

【作り方】

1.青梅はきれいに洗って水気をふき取り、へたを竹串などで取り除きます。
2.密閉できる容器に、梅と氷砂糖を交互に入れます。
3.ホワイトリカーを注いで密閉し冷暗所で保管(3ヶ月~1年)します。ときどき容器をゆすって氷砂糖を溶かします。

【ポイント】

容器は金属製だとサビてしまう可能性が高いので避けた方が無難です。漬けてから3ヶ月程度で飲めますが、1年ほど置くとまろやかになります。梅を漬け過ぎると味が変わる場合があるので、半年ほど経ったら取り出しましょう。取り出した梅は、ジャムにするとおいしいです。